世界の金ETFの金保有残高(月別)

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産金業界団体ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)が8月8日に公表した「Gold-Backed ETF FLOWS」によると、7月末の世界の金ETF(上場投資信託)関連(191銘柄)の金保有残高は前月末比48.47トン増加の3153.96トンと、3ヶ月連続で増加。増加幅は2022年3月(185.39トン)以来の大きさとなりました。FRBによる10月利下げ観測が強まる中、投機資金の流入が続いた様です。

地域別で見てみると、全地域が増加。全地域で増加するのは2022年3月以来となります。最も増加した地域は北米で同25.69トン増加。3ヶ月ぶりに増加に転じております。世界最大の金ETFである「SPDR Gold Share(米国)」は同16.99トン増加、世界2位の金ETFである「iShares Gold Trust(米国)」は同3.21トン増加。

欧州は同16.58トン増加。3ヶ月連続で増加しております。アジアは同5.30トン増加と、17ヶ月連続で増加。月末ベースの残高としての過去最高を更新。また、その他地域は同0.90トン増加。2ヶ月連続で増加となっております。

銘柄別では、最も増加したのは「Xtrackers IE Physical Gold ETC(ドイツ)」で前月末比17.76トン増加。一方で、最も減少したのは「Xtrackers Physical Gold ETC EUR(ドイツ)」で同13.67トン減少。

 

世界の金ETFの金保有残高(月別、前月比)

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世界の金ETF 地域別金保有量(月別)

2024年6月末

2024年7月末

前月末比

北米

1564.87トン 1590.56トン

25.69トン増

欧州

1302.70トン 1319.29トン

16.58トン増

アジア

179.32トン 184.63トン

5.30トン増

その他地域

58.58トン 59.48トン 0.90トン増

世界合計

3105.49トン 3153.96トン

48.47トン増

※WGCの資料を基に豊トラスティ証券作成

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