世界の金ETFの金保有残高(月別)

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産金業界団体ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)が8月8日に公表した「Gold-Backed ETF FLOWS」によると、7月末の世界の金ETF(上場投資信託)関連(183銘柄)の金保有残高は前月末比34.44トン減少の3386.57トンと、2ヶ月連続で減少となりました。

地域別で見てみると、最も減少した地域は北米で同16.26トン減少。2ヶ月連続で減少となっております。欧州も同18.46トン減少となり、4ヶ月連続で減少。月末の残高としては、2020年4月(1495.70トン)以来の低水準。その他地域も同1.66トン減少。2ヶ月連続で減少となり、月末の残高としては、2020年5月(56.35トン)以来の低水準となりました。

一方、アジアは同1.94トン増加となり、5ヶ月連続で増加。月末の残高としては昨年9月(124.31トン)以来の高水準となっております。

銘柄別では、最も増加したのは「Bosera Gold Exchange Trade Open-End Fund ETF(中国)」で同0.61トン増加。一方で、最も減少したのは「SPDR Gold Shares(米国)」で同8.97トン減少。

 

世界の金ETF 地域別金保有量(月別)

2023年6月末

2023年7月末

前月末比

北米

1744.22トン 1727.95トン

16.26トン減

欧州

1498.01トン 1479.55トン

18.46トン減

アジア

119.31トン 121.25トン

1.94トン増

その他地域

59.47トン 57.81トン

1.66トン減

世界合計

3421.01トン 3386.57トン

34.44トン減

※WGCの資料を基に豊トラスティ証券作成

 

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