世界の金ETF 金保有残高(月別)

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産金業界団体ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)が8月5日に公表した「Gold-Backed ETF FLOWS」によると、7月末の世界の金ETF(上場投資信託)関連(166銘柄)の金保有残高は前月末比83.70トン減少の3707.96トンでした。減少は3ヶ月連続で、減少幅は2021年3月(111.91トン減少)以来の大きさとなっております。引き続き、ドルの独歩高が続いていることや、米長期金利の高止まりが続く中、金を手放す動きが続いた様です。

地域別で見てみると、北米で同49.87トン減、欧州は同40.92トン減となり、共に3ヶ月で減少。その他地域も同1.00トン減少となりました。

一方で、アジアは同8.09トン増となり、2ヶ月連続で増加。中国(18銘柄)は同8.97トン増の65.99トンで、2ヶ月連続で増加した一方、インド(14銘柄)は同0.87トン減の39.48トンで、5ヶ月ぶりに減少に転じております。日本は同0.01トン減の23.55トンで、4ヶ月ぶりに減少に転じました。

国別では、最も増加した国は中国で前月末比9.0トン増加。一方で、最も減少したのは引き続き米国で同49.6トン減少しました。

銘柄別では、最も増加したのは「SPDR Gold MiniShares Trust(米国)」で同4.05トン増加。一方で、最も減少したのは引き続き「SPDR Gold Shares(米国)」で同44.40トン減少。

 

世界の金ETF 金保有残高(月別)

2022年6月末 2022年7月末 前月末比
北米 1929.63トン 1879.75トン 49.87トン減
欧州 1675.61トン 1634.69トン 40.92トン減
アジア 123.76トン 131.85トン 8.09トン増
その他地域 62.67トン 61.67トン 1.00トン減
世界合計 3791.66トン 3707.96トン 83.70トン減

※WGCのデータを基に豊トラスティ証券作成

 

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