米個人消費支出(PCE)物価指数
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米商務省が7月29日に発表した7月米個人消費支出(PCE)物価指数は、前年同月比2.6%上昇。伸び率は前月と変わらず。市場予想(2.6%上昇)と一致しております。価格変動が激しいエネルギーと食品を除いたコア指数は2.9%上昇と、伸び率は前月(2.8%上昇)からやや加速したものの、市場予想(2.9%上昇)と一致。モノの価格は0.5%上昇、サービス価格は3.6%上昇。
物価の瞬間風速を映す前月比では総合指数が前月比0.2%上昇(前月は0.3%上昇)、コア指数は0.3%上昇(前月は0.3%上昇)でした。
四半期別 米GDP
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なお、同省が8月28日に発表した2025年4-6月期米実質GDP(国内総生産)改定値は、季節調整済み年率換算で前期比3.3%増加。設備投資や個人消費が上振れし、速報値(3.0%増)から上方修正されております。市場予想(3.1%増)も上回りました。3年ぶりマイナス成長となった前期(0.5%減)から急回復し、2四半期ぶりにプラス成長となったものの、トランプ米政権の関税引き上げを見越した貿易取引が一服したことによる輸入急減に押し上げられた側面が大きいとみられております。
GDPの7割を占める個人消費は1.6%増(速報値は1.4%増)、設備投資は5.7%増(同1.9%増)に、それぞれ上方修正された一方、住宅投資は4.7%減(同4.6%減)に下方修正されております。輸入は29.8%減、輸出は1.3%減でした。
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