米国産コーン需給
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◆コーン
米農務省(USDA)は7月12日に表した7月農産物需給報告で、新穀となる2024-2025年度米国産コーンの期末在庫を20億9700万ブッシェルと、前月見通し(21億0200万ブッシェル)から下方修正。市場予想平均(23億1200万ブッシェル)も下回りました。
供給面では6月末発表の作付面積が上振れしたことを受けて、作付面積を150万エーカー上方修正。イールドは181.0ブッシェルと、前月の数字で据え置かれたため、生産高は2億4000万ブッシェル上方修正の151億ブッシェルとなる見込み。前年度は下回るものの、実現すれば2016~2017年度に次ぐ過去3番目の豊作となります。一方、期初在庫が1億4500万ブッシェル下方修正されました。需要面では飼料その他を7500万ブッシェル、輸出高を2500万ブッシェル、それぞれ上方修正しております。
2024-2025年度の世界コーンの期末在庫は3億1164万トンと、前月見通し(3億1077万トン)から上方修正。市場予想平均(3億1163万トン)とほぼ同水準となっております。
生産高は12億2479万トンと、前月見通し(12億2054万トン)から上方修正。国別で見ると、米国は3億8356万トン(前月見通しは3億7746万トン)に上方修正。一方、ロシアは1500万トンと、前月見通しから40万トン引き下げられました。ウクライナは2770万トン、アルゼンチンは5100万トン、ブラジルは1億2700万トンで据え置き。
なお、旧穀となる2023-2024年度のアルゼンチンの生産高は5200万トンと、前月見通しから100万トン下方修正。ブラジルは1億2200万トンで据え置かれております。
◆大豆
新穀となる2024-2025年度米国産大豆の期末在庫を4億3500万ブッシェルと、前月見通し(4億5500万ブッシェル)から下方修正。市場予想平均(4億4900万ブッシェル)も下回っております。
供給面では6月末発表の作付面積が下振れしたことを受けて、作付面積を40万エーカー下方修正。イールドは52.0ブッシェルと、前月の数字で据え置いたため、生産高は1500万ブッシェル下方修正の44億3500万ブッシェルとしております。また、期初在庫を500万ブッシェル下方修正。需要面では圧砕高、輸出高共に据え置いております。
2024-2025年度世界大豆の期末在庫は1億2776万トンと、前月見通し(1億2790万トン)から下方修正。市場予想平均(1億2719万トン)は上回っております。
生産高は4億2185万トンと、前月見通し(4億2226万トン)から下方修正。国別で見ると、米国は1億2070万トンと前月見通し(1億2111万トン)から下方修正。中国は2070万トン、アルゼンチンは5100万トン、ブラジルは1億6900万トンで据え置き。
なお、旧穀となる2023-2024年度のアルゼンチンの生産高は14950万トンと、前月見通し(5000万トン)から下方修正。ブラジルは1億5300万トンで据え置かれております。
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