中国PMI

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中国国家統計局が8月31日に発表した8月中国製造業PMI(購買担当者景況指数)は49.4と、前月比0.1ポイント上昇したものの、景気の拡大・縮小を判断する節目の50は5ヶ月連続で下回りました。引き続き、不動産市場の冷え込みとトランプ米政権による関税を背景に、景気の先行き不透明感は根強いようです。

項目別では、柱となる新規受注は49.5と、前月比0.1ポイント上昇したものの、2ヶ月連続で節目の50を割り込みました。一方、生産は50.8と、同0.3ポイント上昇となり、4ヶ月連続で節目の50を上回っております。外需関連指数の新規輸出受注は47.2と、同0.1ポイント上昇。ただ、節目の50は16ヶ月連続で下回っております。

企業規模別では、大企業が50.8、小規模企業は46.6と、前月から上昇した一方、中規模企業は48.9と、前月から低下。

同時に発表されたサービス業の動向を示す非製造業ビジネス活動指数は50.3と、前月比0.2ポイント上昇。節目の50を32ヶ月連続で上回っております。

なお、中国メディアによると、著名経済学者の黄益平氏は政府に1兆~1.5兆元の追加の財政刺激策を検討すべきだと提言した模様。また、人民銀行にはさらなる金融緩和を検討すべきだと指摘しております。

 

 

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