SPDRゴールドの金保有残高(月別)
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世界最大の金ETFである「SPDRゴールド・シェア」の8月末の金保有残高は前月末比23.16トン増加の977.68トンと、3ヶ月連続で増加となりました。2022年8月29日(980.62トン)以来の水準を回復しております。「SPDRゴールド・ミニシェア」は同3.87トン増加の154.38トンと、9ヶ月連続で増加。
また、世界第2位の金ETFである「iシェアーズ・ゴールド・トラスト」の金保有残高は同6.30トン増加の456.34トンと、3ヶ月連続で増加。7月23日に2023年6月26日以来の450トン台を回復。その後もジワジワと残高を増加させており、2022年11月2日(457.08トン)以来の水準を回復しております。
「ジャクソンホール会議」で講演したパウエルFRB議長の発言を受けて、FRBによる早期利下げ観測が再度強まっていることや、トランプ米大統領がクックFRB理事の解任を発表したことで、FRBの独立性やドルの信認が損なわれるとの懸念が強まる中、「安全資産」として金を選好する動きが強まったようです。
また、ウクライナ情勢に加えて、中東でもイラン核協議の行方やイスラエルによるパレスチナ自治区ガザへの攻撃が強まるなど、「地政学リスク」が再度高まっていることも意識されている模様。
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