米消費者物価指数)

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米労働省が9月11日に発表した8月米消費者物価指数(CPI)は、前年同月比2.5%上昇。伸び率は前月(2.9%上昇)を下回り、5ヶ月連続で鈍化。市場予想(2.6%上昇)も下回り、2021年2月(1.7%上昇)以来3年半ぶり低水準となりました。インフレの鈍化基調が続いていることが確認された形となっております。

変動の激しい食品とエネルギーを除いたコア指数は同3.2%上昇と、伸び率は前月(3.2%上昇)と変わらず。ただ、市場予想(3.2%上昇)はやや上回っております。瞬間風速を示す前月比では全体は0.2%上昇(前月は0.2%上昇)、コア指数は0.3%上昇(前月は0.1%上昇)。

なお、サービス価格(エネルギー関連を除く)は前年同月比4.9%上昇と、前月(4.9%上昇)と変わらず。家賃など住居費の値上がりを背景に、引き続き高い伸びとなっております。

なお、CMEが公表している「FedWatch(フェドウォッチ)」(9月11日時点)によると、9月のFOMCでFRBが0.25%の利下げを行うとの見方は86.0%(先週末は70.0%)、0.50%の利下げを行うとの見方は14.0%(先週末は30.0%)となっております。

◆8月米期待インフレ、3年先が大幅に上昇

NY連銀が9月9日に発表した8月米消費者調査によると、1年先の期待インフレ率は3.00%と、前月(2.97%)からやや上昇。4ヶ月ぶりに上昇に転じました。3年先は2.54%と、前月(2.33%)から0.21%上昇。大幅に上昇しております。

 

 

 

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