米国産コーン需給

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◆コーン

米農務省(USDA)は8月12日に発表した8月農産物需給報告で、新穀となる2025-2026年度米国産コーンの期末在庫を21億1700万ブッシェルと、前月見通し(16億6000万ブッシェル)から大幅に上方修正。市場予想平均(19億ブッシェル)も上回りました。

供給面は、イールド(単収)を188.8ブッシェルと、前月見通しから7.8ブッシェル上方修正し、過去最高になると予測。また、作付面積が200万エーカー上方修正されたことから、生産高は10億3700万ブッシェル上方修正されて、167億4200万ブッシェルと予測。一方、旧穀の輸出が堅調であることから期初在庫は前月から3500万ブッシェル下方修正しております。なお、イールドは過去最高となる見込み。

需要面は、輸出高を2億ブッシェル、飼料その他を2億5000万ブッシェル、エタノール副産物を1億ブッシェル、それぞれ前月から上方修正しております。

2025-2026年度世界コーンの期末在庫は2億8254万トンと、前月見通し(2億7208万トン)から上方修正。市場予想平均(2億7826万トン)も上回りました。

世界生産高は12億8858万トンと、前月見通し(12億6366万トン)から引き上げております。国別では、米国は4億2526万トンと、前月見通し(3億9893万トン)から上方修正。ウクライナは3200万トンと、前月見通し(3050万トン)から引き上げております。アルゼンチン(5300万トン)、ブラジル(1億3100万トン)は前月見通しで据え置き。中国(2億9500万トン)も前月見通しで据え置かれております。中国の輸入高は1000万トンで据え置き。

◆大豆

新穀となる2025-2026年度米国産大豆の期末在庫を2億9000万ブッシェルと、前月見通し(3億1000万ブッシェル)から下方修正。市場予想平均(3億5100万ブッシェル)も大幅に下回りました。

供給面は、イールド(単収)を53.6ブッシェルと、前月見通しから1.1ブッシェル上方修正したものの、作付面積が250万エーカー下方修正されたことから、生産高は4300万ブッシェル引き下げて、42億9200と予測。期初在庫も前月から2000万ブッシェル下方修正しております。需要面は、輸出高を4000万ブッシェル下方修正。圧砕高は前月見通しで据え置いた。

2025-2026年度世界大豆の期末在庫は1億2490万トンと、前月見通し(1億2607万トン)から下方修正。市場予想平均(1億2746万トン)は下回りました。

世界生産高は4億2639万トンで、前月見通し(4億2768万トン)から下方修正しております。国別では、米国は1億1682万トンと、前月見通し(1億1798万トン)から下方修正。ブラジル(1億7500万トン)、アルゼンチン(4850万トン)は前月見通しで据え置き。中国(2100万トン)も前月見通しで据え置かれております。中国の輸入高は1億1200万トンで据え置き。

 

 

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