世界の金ETFの金保有残高(月別)

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産金業界団体ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)が10月10日に公表した「Gold-Backed ETF FLOWS」によると、9月末の世界の金ETF(上場投資信託)関連(183銘柄)の金保有残高は前月末比58.93トン減少の3281.68トンと、4ヶ月連続で減少。月末の残高としては、2020年3月(3177.57トン)以来の低水準となりました。

地域別で見てみると、最も減少した地域は北米で同35.30トン減少。4ヶ月連続で減少となり、月末の残高としては、2020年3月(1565.83トン)以来の低水準となっております。

欧州も同28.22トン減少となり、6ヶ月連続で減少。月末の残高としては、2020年2月(1386.58トン)以来の低水準。その他地域は同0.05トン減少。

一方で、アジアは同4.63トン増加となり、7ヶ月連続で増加。月末の残高としては2021年12月(140.02トン)以来の高水準となっております。

銘柄別では、最も増加したのは「Invesco Physical Gold EUR Hedged ETC(ドイツ)」で同5.53トン増加。一方で、最も減少したのは「iShares Gold Trust(米国)」で同18.08トン減少。

 

世界の金ETF 地域別金保有量(月別)

2023年8月末

2023年9月末

前月末比

北米

1683.71トン 1648.41トン

35.30トン減

欧州

1471.07トン 1442.86トン

28.22トン減

アジア

127.84トン 132.47トン

4.63トン増

その他地域

58.00トン 57.95トン

0.05トン減

世界合計

3340.62トン 3281.68トン 58.93トン減

※WGCの資料を基に豊トラスティ証券作成

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