日本の外貨準備(月別、前月比)

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財務省が10月7日に発表した9月末の外貨準備高は前月末比540億1600万ドル(約7兆8000億円)減の1兆2380億5600万ドル(約179兆5000億円)でした。

急激な円安に歯止めを掛けるために、政府・日銀は9月22日に約24年ぶりの円買い・ドル売り介入を実施。大規模な円買い・ドル売りの為替介入を実施したことなどが響き、減少幅は比較可能な2000年4月以降で最大となりました。

項目別に見ると、米国債などを含む証券が515億0900万ドル(約7兆4000億円)減の9852億7200万ドル(約142兆8000億円)となった一方、預金は200万ドル(約2億9000万円)増とほぼ変わらず。

円買い介入には、直ぐに使用できる外貨預金を使ったとの見方が多かったものの、外貨預金は前月とほぼ同じであったことから、米国債を売却する形で実施したと見られております。

なお、鈴木財務相は10月7日の閣議後記者会見で、介入のために米国債を売却した可能性について「介入の取引の内容に関わるので答えられない」と述べております。

また、10月12、13日の両日にワシントンで開催される20ヶ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議で、「日本の為替介入について日本の立場を発言する予定だ」と明らかにしております。

日本の外貨準備(月別)

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