SPDRゴールドの金保有残高(月別)
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世界最大の金ETFである「SPDRゴールド・シェア」の9月末の金保有残高は前月末比35.20トン増加の1012.88トンと、4ヶ月連続で増加。2022年7月15日(1014.29トン)以来の残高を回復しております。「SPDRゴールド・ミニシェア」は同16.62トン増加の169.58トンと、10ヶ月連続で増加。
また、世界第2位の金ETFである「iシェアーズ・ゴールド・トラスト」の金保有残高は同24.73トン増加の481.07トンと、4ヶ月連続で増加。2022年9月28日(481.40トン)以来の水準を回復しております。
FRBの年内利下げ継続への思惑が拡がり、金利の付かない資産である金の投資妙味が高まっていることや、FRBの独立性や米ドルへの信頼が揺らぐとの警戒感に加えて、中東やロシアとウクライナを巡る「地政学リスク」が強まる中、「安全資産」として金を選好する動きが続いているようです。また、外貨準備の運用先分散化の一環として、新興国を中心に中央銀行が積極的に金を購入していることも金価格を下支えしている模様。
なお、四半期ベースで見てみると、「SPDRゴールド・シェア」は前期末比60.34トン増加。5四半期連続で増加しております。また、「SPDRゴールド・ミニシェア」は同21.21トン増と、8四半期連続で増加。「iシェアーズ・ゴールド・トラスト」は同39.15トン増と、4四半期連続で増加しております。
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