米消費者物価指数)
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米労働省が10月10日に発表した9月米消費者物価指数(CPI)は、前年同月比2.4%上昇。伸び率は前月(2.5%上昇)を下回り、6ヶ月連続で鈍化。2021年2月以来、約3年半ぶりの低水準となったものの、市場予想(2.3%上昇)は上回りました。
変動の激しい食品とエネルギーを除いたコア指数は同3.3%上昇と、伸び率は前月(3.2%上昇)からやや拡大。市場予想(3.2%上昇)もやや上回っております。瞬間風速を示す前月比では全体は0.2%上昇(前月は0.2%上昇)、コア指数は0.3%上昇(前月は0.3%上昇)。
サービス価格(エネルギー関連を除く)は前年同月比4.7%上昇と、前月(4.9%上昇)からやや鈍化。ただ、家賃など住居費の値上がりを背景に、引き続き高い伸びとなっております。
なお、CMEが公表している米金利先物の値動きからFOMCごとの政策金利を予想する「FedWatch(フェドウォッチ)」(10月10日時点)によると、11月のFOMCでFRBが0.50%の利下げを行うとの見方が無くなった一方、0.25%の利下げを行うとの見方は87.9%まで上昇しております。
据え置きとの見方が12.1%まで拡大しているものの、現状では少数派であり、FRBが年内残り2会合で、それぞれ0.25%の利下げを行うとの見方がコンセンサスになりつつある様です。ドット・チャートによると、FOMCメンバーは年内に0.25%幅で2回の利下げを想定しており、FOMCメンバーの目線に沿った水準となっております。
FedWatch(フェドウォッチ)
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