欧州の政策金利

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欧州中銀(ECB)は9月8日に定例理事会を開催し、政策金利を0.75%引き上げることを決定しました。利上げは7月の前回会合に続いて2会合連続。1999年1月のユーロ導入以降で初めての大幅利上げとなります。民間銀行がECBにお金を預ける際に適用する中銀預入金利は現在の0.00%から0.75%、主要政策金利は0.50%から1.25%となります。

声明で、「今後複数回の会合でさらなる利上げを行う」と表明。景気悪化のリスクを容認し、インフレ抑制を優先する。ラガルド総裁は声明公表後の記者会見で、通常の引き上げ幅の3倍となる0.75%は全会一致だったと説明。今後の利上げ幅は「データ次第で会合ごとに決める」と述べるにとどめました。

なお、ECBは2022年のインフレ見通しを8.1%と、6月時点の6.8%から上方修正。2023年も5.5%(6月時点は3.5%)に引き上げております。2022年の経済成長率は3.1%(同2.8%)に上方修正した一方、2023年は0.9%(同2.1%)に下方修正しました。

 

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