欧州中央銀行(ECB)は1月16日に、定例理事会議事要旨(昨年12月12日開催分)を公表。インフレ鈍化が想定通りに進めば「金融引き締めの段階的な巻き戻しが適切になる」として、利下げの継続を示唆しております。
一部のメンバーからは0.50%の大幅利下げを求める声や、欧州の域内外で高まる政治の不確実性を念頭に「大幅利下げは経済成長の下振れリスクへの保険になる」との意見があった模様。また、複数のメンバーから「景気減速のかなりの部分は金融政策では対処できない構造的な要因による可能性が高く、政府が対処すべきだ」との注文があったとしております。
なお、ECBは1月30日に定例理事会を開催予定ですが、市場では4会合連続で利下げを決定するとの見方が拡がっております。
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