ユーロ圏の政策金利

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欧州中銀(ECB)は9月14日に定例理事会を開催し、0.25%の利上げを決定しました。利上げは10会合連続。主要政策金利を4.50%、銀行が中央銀行に預ける際の金利(中銀預金金利)は4.00%となります。マイナス金利政策を解除した2022年7月から累計の利上げ幅は4.50%で過去最速ペース。欧州経済の失速懸念が強まる中でもインフレ抑制へ追加の金融引き締めが必要と判断し多様です。

ただ、声明では「目標に適時に戻すために大きく貢献する水準に達している」と評価するなど、今会合での打ち止めを示唆しております。

なお、声明公表後の記者会見で、ラガルド総裁は「インフレ率は低下し続けているものの、高すぎる状況がかなり長引きそうだ」と述べております。今後の金融政策運営については「引き続きデータに依存したアプローチにより、適切な金利水準と(それを維持する)期間を決定する」と説明。一方で、「おそらく焦点はもう少し期間に移ることは明らかだ」とも述べ、追加利上げに対して慎重な姿勢を示しております。

 

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