ユーロ圏のインフレ率と政策金利
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欧州中央銀行(ECB)は9月12日に、定例理事会を開催。政策金利を0.25%引き下げることを全会一致で決定しました。利下げは6月以来2会合ぶり。インフレが鈍化傾向にある一方、欧州経済に減速の兆しが出ていることを踏まえ、金融引き締めの度合いを緩めることが適切と判断した様です。新たな金利は9月18日から適用する予定。
なお、声明公表後の記者会見で、ラガルド総裁は家計の消費や企業の設備投資が減少し、「今後数四半期にわたり域内需要の(経済への)貢献が弱まる」と指摘。ただ、今後の利下げペースについては「事前に確約しない」と述べ、データに基づき会合ごとに判断すると強調しました。
なお、ECBは四半期に1度更新する最新の景気・物価見通しを公表。インフレについて、2024年は2.5%、2025年は2.2%とし、従来見通しで据え置いております。
一方、経済成長率について、2024年は0.8%(従来見通しは0.9%)、2025年は1.3%(従来見通しは1.4%)とし、共に下方修正しております。
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