ユーロ圏のインフレ率と政策金利
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欧州中央銀行(ECB)は10月17日に、定例理事会を開催。政策金利を0.25%引き下げることを全会一致で決定しました。利下げは9月に続いて2会合連続。インフレの鈍化基調が鮮明となる中、欧州経済が減速していることを踏まえ、金融引き締めの度合いを一段と緩めることが適切と判断した模様。
声明文で「インフレ鈍化は順調に進んでいる」との認識を示した。その上で「物価見通しは最近の経済指標の下振れにも影響を受ける」とし、景気減速がインフレ鈍化を強めるリスクに言及ました。
声明公表後の記者会見で、ラガルド総裁は「経済成長のリスクは引き続き下振れ方向にある」と述べております。また、「我々は軟着陸をまだ見込んでいる」としつつも「消費や投資が想定ほど回復しない可能性がある」と指摘。「物価は予想外に下振れする恐れがある」と警戒感を示しました。今後の利下げの時期やペースについては「データに基づき、会合ごとに決める」としました。
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