主要国の政策金利

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欧州中央銀行(ECB)は3月16日に定例理事会を開催。政策金利を0.50%引き上げることを決定しました。0.50%の大幅利上げは3会合連続。昨年7月以降6会合連続で利上げを行っており、金利水準は2008年10~11月以来の高さとなります。スイス金融大手クレディ・スイスの経営不安をきっかけに金融市場の混乱が続いているものの、インフレ抑制を優先した格好。

ECBは声明で、「最近の市場の緊張を注視しており、ユーロ圏の物価と金融の安定を維持するため、必要に応じて対応する用意がある」と表明。また、「ユーロ圏の銀行部門は強固な資本と流動性を有し、強靱だ」と強調しました。

なお、声明公表後の記者会見で、ラガルド総裁は「「現在の市場の緊張を注意深く監視している」と述べた上で、ユーロ圏の銀行は「(金融危機の)2008年に比べて格段に強固だ」と指摘。さらに必要に応じて流動性支援に乗り出す方針も示しております。先行きの利上げペースについては、不確実性が高まっているとして「データ次第」と述べるにとどめました。

 

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