世界の原油需給見通し
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米エネルギー情報局(EIA)は4月7日に、短期エネルギー見通し(STEO)を公表。ブレント原油価格は2026年第2四半期に1バレル当たり平均115ドルでピークを迎えるとの見通しを示しました。中東紛争が4月以降は継続せず、ホルムズ海峡の通行が徐々に再開されることを前提とした見通しだとしております。
また、イランが事実上封鎖しているホルムズ海峡が再開されたとしても、燃料価格は数ヶ月にわたって上昇し続ける可能性があるとの見方を示しております。
ホルムズ海峡の事実上の封鎖による湾岸地域の原油生産削減量は、4月に日量910万バレルに達すると予測。「これまで(ホルムズ)海峡の封鎖を見たことがないように、再び開通するのも見たことがない。それが具体的にどのような形になるのかは、まだ分からない」としております。
EIAは紛争終結後もホルムズ海峡を通過する原油の流れが完全に回復するには数ヶ月を要するとし、今後の供給途絶に巡る不確実性から、原油価格は年内は紛争前の水準を上回って推移するとの見方を示しております。
世界需給について、2026年世界石油消費量は前年比日量59万バレル増の日量1億0456万バレルと予測。一部の国で報告されている燃料不足に加え、燃料使用量や輸出を抑制する各国政府の取り組みを受けて、前月見通し(日量1億0517万バレル)から日量61万バレル引き下げております。需要の減少は主に、中東からの原油供給への依存度が高いアジアで発生すると予測しております。
世界原油生産量は前年比日量203万バレル減の日量1億0427万バレルと予測。前月見通し(日量1億0704万バレル)から日量277万バレル引き下げております。日量29万バレルの供給不足となる見込み。
2027年世界石油消費量は前年比日量160万バレル増の日量1億0616万バレルと予測。前月見通し(日量1億0661万バレル)から日量45万バレル引き下げております。
世界原油生産量は前年比日量520万バレル増の日量1億0947万バレルと予測。前月見通し(日量1億0961万バレル)から日量14万バレル引き下げております。日量331万バレルの供給過剰となる見込み。
中国の石油需要見通し(2026年)
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中国の需要については、2026年は前年比日量22万バレル増の日量1682万バレル(前月見通しは日量1682万バレル)、2027年は前年比日量21万バレル増の日量1703万バレル(前月見通しは日量1704万バレル)と予測しております。
米国の原油需給見通し(2026年)
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米国については、2026年米原油生産量を前年比日量8万バレル減の日量1351万バレルと予測。前月見通し(日量1361万バレル)から日量10万バレル下方修正しております。
2027年は前年比日量44万バレル増の日量1395万バレルと予測。前月見通し(日量1383万バレル)から日量12万バレル引き上げております。実現すれば、2025年の日量1359万バレルを上回り、過去最高となる見込み。
2026年米石油消費量は前年比日量4万バレル減の日量2057万バレルと予測。前月見通し(日量2060万バレル)から日量3万バレル下方修正。
2027年は前年比日量15万バレル増の日量2072万バレルと予測。前月見通し(日量2073万バレル)から日量1万バレル引き下げております。
最後に、原油価格については2026年WTI原油価格は87.41ドル(前月見通しは73.61ドル)、2027年は72.43ドル(前月見通しは60.81ドル)と予測。
ブレント原油は、2026年は96.00ドル(前月見通しは78.84ドル)、2027年は76.09ドル(前月見通しは64.47ドル)と予測しております。
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