世界原油需給見通し
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米エネルギー情報局(EIA)は7月11日に、短期エネルギー見通し(STEO)を公表。
2023年米原油生産量を前年比日量67万バレル増の日量1256万バレルと予測。前月見通し(前年比日量67万バレル増の日量1261万バレル)から日量5万バレル引き下げております。
2024年は前年比日量29万バレル増の日量1285万バレルと予測。前月見通し(前年比日量16万バレル増の日量1277万バレル)から日量8万バレル引き上げております。
一方、2023年米石油消費量を前年比日量16万バレル増の日量2044万バレルと予測。前月見通し(前年比日量15万バレル増の日量2043万バレル)から日量1万バレル引き上げました。
2024年は前年比日量35万バレル増の日量2079万バレルと予測。前月見通し(前年比日量26万バレル増の日量2069万バレル)から日量10万バレル引き上げております。
また、EIAは2023年WTI原油価格見通しを74.43ドル(前月見通しは74.60ドル)、2024年は78.51ドル(前月見通しは78.51ドル)と予測。ブレント原油は、2023年は79.34ドル(前月見通しは79.54ドル)、2024年は83.51ドル(前月見通しは83.51ドル)と予測しております。
世界需給については、2023年世界原油生産量は前年比日量125万バレル増の日量10110万バレルと予測。前月見通し(前年比日量152万バレル増の日量10137万バレル)から日量27万バレル引き下げております。
一方、2023年世界石油消費量を前年比日量176万バレル増の日量10116万バレルと予測。前月見通し(前年比日量159万バレル増の日量10101万バレル)から日量15万バレル引き上げたため、世界需給は日量6万バレルの供給不足となる見込み。EIAは、石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなど非加盟国で構成する「OPECプラス」の減産延長により、今後5四半期はいずれも世界の石油在庫が減少し、2023年後半から2024年前半にかけて世界の石油価格が上昇するとの見方を示しております。
2024年世界原油生産量は前年比日量147万バレル増の日量10257万バレルと予測。前月見通し(前年比日量132万バレル増の日量10269万バレル)から日量12万バレル引き下げました。一方、2024年世界石油消費量を前年比日量164万バレル増の日量10280万バレルと予測。前月見通し(前年比日量170万バレル増の日量10271万バレル)から日量9万バレル引き上げたため、2024年も世界需給は日量23万バレルの供給不足となる見込みとなっております。
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