世界の原油需給見通し
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米エネルギー情報局（EIA）は8月12日に、短期エネルギー見通し（STEO）を公表。
世界需給について、2025年世界原油生産量は前年比日量228万バレル増の日量1億0536万バレルと予測。前月見通し（日量1億0461万バレル）から日量75万バレル引き上げております。上方修正は４ヶ月連続。
世界石油消費量は前年比日量98万バレル増の日量1億0372万バレルと予測。前月見通し（日量1億0354万バレル）から日量18万バレル引き上げております。日量164万バレルの供給過剰となる見込み。
2026年世界原油生産量は前年比日量99万バレル増の日量1億0635万バレルと予測。前月見通し（日量1億0572万バレル）から日量63万バレル引き上げております。
世界石油消費量は前年比日量119万バレル増の日量1億0491万バレルと予測。前月見通し（日量1億0459万バレル）から日量32万バレル引き上げております。日量144万バレルの供給過剰となる見込み。
中国の石油需要見通し（2025年）
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中国の需要については、2025年は前年比日量24万バレル増の日量1655万バレル（前月見通しは日量1650万バレル）、2026年は前年比日量25万バレル増の日量1680万バレル（前月見通しは日量1673万バレル）と予測。
米国の原油需給見通し（2025年）
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米国については、2025年米原油生産量を前年比日量20万バレル増の日量1341万バレルと予測。前月見通し（日量1337万バレル）から日量4万バレル下方修正しております。ただ、過去最高は更新する見込み。2026年は前年比日量13万バレル減の日量1328万バレルと予測。前月見通し（日量1337万バレル）から日量9万バレル下方修正しております。
なお、2025年12月に過去最大の日量1357万バレルとなると予測。従来見通しではピークを2026年4月としていたものの、世界原油増産の影響を受けて減少に転じる時期を前倒ししております。ダラス連銀の調査によると、米シェールオイルの新規開発コストは65ドル前後となっており、生産は伸び悩んでいる模様。
2025年米石油消費量は前年比日量13万バレル増の日量2044万バレルと予測。前月見通し（日量2039万バレル）から日量5万バレル上方修正。2026年は前年比日量3万バレル増の日量2047万バレルと予測。前月見通し（日量2042万バレル）から日量5万バレル引き上げております。
なお、EIAは2025年WTI原油価格見通しを63.58ドル（前月見通しは65.22ドル）、2026年は47.77ドル（前月見通しは54.82ドル）と予測。
ブレント原油は、2025年は67.22ドル（前月見通しは68.89ドル）、2026年は51.43ドル（前月見通しは58.48ドル）と予測しております。
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