世界の原油需給見通し(四半期別)
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米エネルギー情報局(EIA)は6月10日に、短期エネルギー見通し(STEO)を公表。
世界需給について、2025年世界原油生産量は前年比日量155万バレル増の日量1億0435万バレルと予測。前月見通し(日量1億0413万バレル)から日量22万バレル引き上げております。
世界石油消費量は前年比日量79万バレル増の日量1億0353万バレルと予測。前月見通し(日量1億0371万バレル)から日量18万バレル引き下げております。日量82万バレルの供給過剰となる見込み。
2026年世界原油生産量は前年比日量79万バレル増の日量1億0514万バレルと予測。前月見通し(日量1億0543万バレル)から日量29万バレル引き下げております。
世界石油消費量は前年比日量105万バレル増の日量1億0458万バレルと予測。前月見通し(日量1億0461万バレル)から日量3万バレル引き下げております。引き下げるは3ヶ月連続。日量56万バレルの供給過剰となる見込み。
中国の石油需要見通し(2025年)
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中国の需要については、2025年は前年比日量19万バレル増の日量1650万バレル(前月見通しは日量1653万バレル)、2026年は前年比日量23万バレル増の日量1673万バレル(前月見通しは日量1673万バレル)と予測。
米国の原油需給見通し(2025年)
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米国については、2025年米原油生産量を前年比日量21万バレル増の日量1342万バレルと予測。前月見通し(日量1342万バレル)で据え置いたものの、過去最高を更新する見込み。
2026年は前年比日量5万バレル減の日量1337万バレルと予測。前月見通し(日量1349万バレル)から日量12万バレル引き下げております。コロナ禍だった2021年以来で初めて減産に転じるとの見通しを示しました。ダラス連銀の調査によると、米シェールオイルの新規開発コストは65ドル前後となっており、生産は伸び悩んでいる模様。
2025年米石油消費量は前年比日量8万バレル増の日量2039万バレルと予測。前月見通し(日量2050万バレル)から日量11万バレル引き下げております。2026年は前年比日量2万バレル増の日量2041万バレルと予測。前月見通し(日量2044万バレル)から日量3万バレル引き下げております。
なお、EIAは2025年WTI原油価格見通しを62.33ドル(前月見通しは61.81ドル)、2026年は55.58ドル(前月見通しは55.24ドル)と予測。
ブレント原油は、2025年は65.97ドル(前月見通しは65.85ドル)、2026年は59.24ドル(前月見通しは59.24ドル)と予測しております。
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