世界の石油需給見通し(四半期別)

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米エネルギー情報局(EIA)は6月9日に、短期エネルギー見通し(STEO)を公表。イラン紛争に伴い、中東湾岸地域の原油生産量が減少する中、経済協力開発機構(OECD)加盟国の原油在庫は記録的なペースで取り崩されているとしました。ホルムズ海峡の航行量が2027年初めまで紛争前の水準に戻らないと想定した場合、経済協力開発機構(OECD)加盟国の原油在庫は12月時点で合計23億バレル弱まで減少すると予測。EIAが統計を取り始めた2003年以降で最低水準まで落ち込む可能性があるとしております。

EIAは、中東湾岸地域の原油生産量の減少分(日量1100万バレル)を穴埋めするために、在庫の取り崩しが加速する状況がこの先数ヶ月で原油相場急騰の土台を作り出すと分析。「世界の在庫取り崩し規模が大きいため、世界の原油輸送量が通常の水準を回復し、在庫が補充されるまでは相場が高止まりする」との見方を示しました。また、原油相場の高騰と燃料供給の減少、政府主導の石油節約の取り組みが要因で、今年の世界石油消費量が日量109万バレル減少し、コロナ禍で落ち込んだ2020年以来の水準まで織り込むと見込んでおります。

 

世界の石油需給見通し(2026年)

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世界需給について、2026年世界原油生産量は前年比日量708万バレル減の日量9899万バレルと予測。前月見通し(日量1億0160万バレル)から日量261万バレル引き下げております。引き下げは4ヶ月連続。

世界石油消費量は前年比日量109万バレル減の日量1億0286万バレルと予測。前月見通し(日量1億0415万バレル)から日量129万バレル引き下げております。引き下げは3ヶ月連続。日量387万バレルの供給不足となる見込み。

2027年世界原油生産量は前年比日量1033万バレル増の日量1億0932万バレルと予測。前月見通し(日量1億0950万バレル)から日量18万バレル引き下げております。

世界石油消費量は前年比日量246万バレル増の日量1億0532万バレルと予測。前月見通し(日量1億0564万バレル)から日量32万バレル引き下げております。日量400万バレルの供給過剰となる見込み。

 

中国の石油需要見通し(2026年)

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中国の需要については、2026年は前年比日量15万バレル減の日量1643万バレル(前月見通しは日量1682万バレル)、2027年は前年比日量49万バレル増の日量1692万バレル(前月見通しは日量1700万バレル)と予測しております。

 

米国の石油需給見通し(2026年)

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米国については、2026年米原油生産量を前年比日量13万バレル増の日量1372万バレルと予測。前月見通し(日量1365万バレル)から日量7万バレル上方修正しております。2027年は前年比日量43万バレル増の日量1415万バレルと予測。前月見通し(日量1410万バレル)から日量5万バレル引き上げております。実現すれば、2025年の日量1359万バレルを上回り、過去最高となる見込み。

2026年米石油消費量は前年比日量7万バレル増の日量2068万バレルと予測。前月見通し(日量2071万バレル)から日量3万バレル下方修正。2027年は前年比日量5万バレル増の日量2073万バレルと予測。前月見通し(日量2069万バレル)から日量4万バレル引き上げております。

なお、原油価格については、2026年WTI原油価格は88.32ドル(前月見通しは85.68ドル)、2027年は74.39ドル(前月見通しは74.39ドル)と予測。

ブレント原油は、2026年は95.39ドル(前月見通しは94.85ドル)、2027年は79.39ドル(前月見通しは79.39ドル)と予測しております。

 

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