中国の自動車輸出台数

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欧州連合(EU)は10月12日に、中国との貿易不均衡是正に向け、ハイブリッド車(HV)とプラグインハイブリッド車(PHV)を対象としたセーフガード(緊急輸入制限)を導入する方針を明らかにしました。輸入台数を半減させる計画で、中国政府も合意内容を公表。12月初めにも暫定措置を発動する予定。中国以外の輸入車も対象となる見込み。

EUと中国は8、9日の両日に、北京で閣僚級貿易協議を開催。EUのシェフチョビッチ欧州委員(貿易担当)は協議終了後の記者会見で、HVなどを巡り中国と合意したことを明かしていました。

EUは2026年の中国製の輸入が最大80万台に達すると見込んでいますが、欧州委員会によると中国向け輸入枠は初年度を年間35万台とし、その後毎年6%ずつ拡大する模様。期間は4年間で、上限に達した時点で通関を認めないとしております。制限対象は原産地で判断し、中国メーカーのEU域内生産車は除外されます。

なお、中国商務省は、輸入枠が2025年実績(30.2万台)を上回り、他国向けより不利にならない条件だと成果を強調しております。EUは当初、中国に自主的な輸出数量制限を求めたものの、中国は世界貿易機関(WTO)のルールに反するとして拒否。双方はWTOルールに沿った対応で折り合ったようです。

◆中国、EV輸出の税優遇縮小

中国財政省は10月13日に、電気自動車(EV)などの「新エネルギー車(NEV)」の輸出に適用する「増値税」(付加価値税に相当)の還付率を、現行の13%から9%に引き下げると発表しました。2027年4月1日から実施する予定。国内販売の減少を補う形でEVの輸出が過去最高水準に達する中、日米欧などからの過剰生産批判に配慮を示す狙いもあるとみられております。

◆中国製HV・PHVの対EU輸出、9月は3倍に急増

中国自動車メーカーが、欧州連合(EU)向けのハイブリッド車(HV)とプラグインハイブリッド車(PHV)の輸出を急激に拡大している模様。中国税関総署が発表した最新データによると、9月のEU向けHVとPHVの輸出台数は、前年同月比204.2%増の約10万台となっております。前月比でも18.9%増と、年末に控えたEUの緊急輸入制限(セーフガード)発動を前に、メーカー側が「駆け込み出荷」を行っている模様。なお、2026年1-9月期累計では約67万台と、既に2025年通年(約35.6万台)の2倍の規模となっております。

◆EV輸入制限の場合、英国に対抗措置も

中国商務省は10月19日に、英国が欧州連合(EU)と同様に、中国製の電気自動車(EV)の輸入を制限した場合、対抗措置を講じると警告しました。同省は「中国は英国に対して、世界貿易機関(WTO)のルールを順守し、いかなる措置を講じる前に慎重な検討をすると共に、EUに従わないよう求める」としております。

なお、英紙タイムズは10月4日に、中国メーカーが補助金を受けた車を英国で「ダンピング(不当廉売)」しているとの懸念を受けて、レイノルズ英ビジネス相が関税措置案を策定していると報じています。

 

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