米国の政策金利
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FRBは11月26日に、FOMC(米連邦公開市場委員会)議事要旨(11月6、7日開催分)を公表。参加者は経済が予想通り推移するなら、時間を掛けて政策金利をゆっくり中立的な水準まで引き下げることが適切と指摘し、利下げを急がない考えを改めて示した模様。ただ、参加者の一部はインフレが低下しない場合、利下げを停止する可能性も指摘した様です。
今会合では参加者全員が0.25%利下げを支持。参加者は、インフレに関し、ピークからは大きく低下したものの、変動が激しいエネルギーと食料を除いたコア項目の伸び率が「依然として幾分高い」と警戒。2%の目標に向けて持続的に低下するとの見方は堅持されたものの、インフレ鈍化が「予想よりも長期化する可能性がある」との指摘もあったとしております。
労働市場については、悪化リスクがなおも高いとの見方も出たが、多くは「過度な減速リスクは幾分減じた」との認識を示しました。その上で、インフレ率が持続的に2%の目標に向けて低下し、労働市場も堅調さを維持するなら、景気に中立的な金利水準に向け「時とともに緩やかに動かすことが適切」との見解で一致。ただ、一部は「インフレが引き続き高いなら、緩和を停止し、景気抑制的な水準で金利を維持する可能性がある」と言明。一方、雇用情勢や景気が悪化する場合には「金融緩和が加速される可能性がある」との見解もあった様です。
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