Fedウォッチ(2023年6月)
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FRBは2月22日にFOMC(米連邦公開市場委員会)議事要旨(1月31日、2月1日開催分)を公表。この会合では0.25%の利上げを決めましたが、数人の参加者が前回と同じ0.50%の大幅利上げ継続を支持していたことが明らかとなりました。なお、会合後、クリーブランド連銀のメスター総裁とセントルイス連銀のブラード総裁は講演で0.50%の利上げを主張したことを明らかにしております。
また、声明で、今後の利上げについてさらに複数回を意味する「継続的な」との表現が維持されましたが、この判断が全員の合意によるものだったことも明らかになっております。
議事要旨の公表を受けて、CMEが公表している米金利先物の値動きからFOMCごとの政策金利を予想する「FedWatch(フェドウォッチ)」(2月23日時点)によると、3月のFOMCでFRBが0.25%の利上げを行うとの見方は73.0%(先週末は81.9%)、0.50%の利上げを行うとの見方は27.0%(先週末は18.1%)となっており、0.50%の利上げを予想する向きが増えつつある様です。
また、6月のFOMC時点の政策金利の水準を5.25~5.50%とみる割合は55.9%(先週末は52.9%)、5.00~5.25%とみる割合は25.9%(先週末は34.4%)となっております。
1月のFOMCと同じく、0.25%の利上げが継続されると仮定すれば、3月から6月までの3会合連続で利上げを行うとの見方が拡がっている様です。
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