FOMCメンバーの金利見通し(ドットチャート)

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FRBは3月19日、20日の両日にFOMC(米連邦公開市場委員会)を開催します。インフレの鈍化ペースが緩やかになる一方で、景気や雇用は底堅さを維持する中、市場では5会合連続で政策金利据え置くとの見方が大勢を示しております。

既報通り、2月米消費者物価指数(CPI)は前年同月比3.2%上昇。伸び率は前月(3.1%上昇)から小幅拡大。市場予想(3.1%上昇)も上回り、インフレ圧力が根強いことが示されました。

パウエルFRB議長は3月6日の米下院での議会証言で、利下げ開始時期を「今年のある時点から始めるのが適切になる」との見解を示しましたが、声明公表後の記者会見で利下げの時期について、どこまで言及するか注目されます。また、量的引き締め(QT)の減速について言及するかどうかも焦点となりそうです。

なお、今会合ではFOMCメンバーの金利見通し(ドットチャート)が公表されます。昨年12月時点の見通しから変化するかどうかも焦点となりそうです。なお、昨年12月時点では、2024年中に0.25%の幅で3回の利下げが行われるシナリオが提示されましたが、市場では年2回に下方修正されるとの見方も出ております。

なお、CMEが公表している米金利先物の値動きからFOMCごとの政策金利を予想する「FedWatch(フェドウォッチ)」(3月18日時点)によると、市場は依然として年3回の利下げを想定している様です。

 

 

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