米銀の貸し出し態度指数

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FRBは5月8日に公表した最新の金融安定報告で、金融システムへの短期的リスクとして、相次いだ銀行破綻で信用不安が高まることで、銀行の融資供与が一段と縮小することを挙げました。また、米国のほか、欧州など先進国の追加利上げで、世界経済の成長が鈍化する可能性に警戒感を示しております。

なお、イエレン米財務長官は同日、CNBCテレビとのインタビューで、FRBは銀行による融資条件の厳格化を踏まえつつ、「適切な政策」を決定するとの見方を示しております。

FRBが同日発表した米銀融資担当者調査によると、過去3ヶ月で融資基準を「大幅に厳格化した」「いくらか厳格化した」との回答が併せて46.0%となり、前回1月調査(44.8%)から増加しております。なお、緩和したとの回答は前回に続いて無かった模様。融資基準は一段と厳しくなったことが窺える内容となりました。

 

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