トランプ米大統領は8月7日に、FRBの理事にホワイトハウスのスティーブン・ミラン大統領経済諮問委員会(CEA)委員長を指名したことをSNSで明らかにしました。任期は来年1月31日まで。
クグラー理事が8月8日付で早期退任し、空席が生じる理事に暫定的にミラン氏を据えて、来年5月に任期を迎えるパウエル氏の後任選定に充てる時間を確保する狙いがあるようです。なお、トランプ氏はミラン氏の任期中、正式な後任選びを継続すると表明しております。
ミラン氏は第1次トランプ米政権で財務省上級顧問を務め、ドル高是正のための多国間通貨協調などに関する構想「マールアラーゴ合意」を提唱したことでも知られます。
なお、米ブルームバーグ通信はパウエルFRB議長の後任にウォラー理事が最有力候補として浮上していると報じ、ホワイトハウスのハセット国家経済会議(NEC)委員長とウォーシュ元FRB理事も依然として有力候補だとしております。
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