NY原油

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昨晩のNY原油(中心限月)は前営業日比1.68ドル安の89.43ドルで終了。先週末に先進7ヶ国(G7)が国際エネルギー機関(IEA)と連携し、今後4ヶ月間で軽油と原油を合わせて最大1億バレルの備蓄を放出すると表明したことに加えて、中東湾岸諸国からの原油輸出量が回復に向かっているとの見方が拡がる中で続落。4営業日ぶりに90ドルを割り込んでおります。ただ、中東情勢の先行きは依然不透明感が強いことから、下げ幅を縮小して終了。

◆G7石油備蓄放出、詳細は「数日中に」

欧州連合(EU)欧州委員会の報道官は10月5日に、先進7ヶ国(G7)が合意した計1億バレルの石油備蓄放出について、詳細を国際エネルギー機関(IEA)と詰める必要があるとした上で、「今後数日中」に決まるとの見通しを示しました。

別の報道官は、備蓄放出の実施に向けたプロセスはIEAが取りまとめるとし、EUとしても必要に応じて加盟国による石油調整グループなどを開き、対応を協議するとしました。

◆サウジアラムコCEO、原油・燃料備蓄の回復に2年掛かる可能性

サウジアラビアの国有石油会社サウジアラムコのナセル最高経営責任者(CEO)は10月5日に、ロンドンで開催された「エネルギー・インテリジェンス」会議で、原油・精製燃料の供給引き締まりはさらに深刻化する見通しで、緊急措置として取り崩された世界の備蓄を回復させるには2年掛かる可能性があると述べました。

◆ペルシャ湾岸の原油輸送量、イラン戦争前の水準上回る

調査会社ケプラーの暫定データによると、同地域からの原油輸出の7日間移動平均は9月30日時点で日量1830万バレルと、9月最終週の7日間のうち4日で米国とイランの戦闘開始前の水準を上回った模様。米国とイスラエルがイランを攻撃する前の12ヶ月間、同地域からの原油輸出量は平均で日量約1800万バレルでした。なお、ケプラーは、サウジアラビアが東西パイプラインへの攻撃を受けた3週間後に、紅海側と湾岸側の両方から原油を積み出したことが足元の輸出急増の背景にあるとしております。

◆イエメン暫定政権、紅海要衝の海峡「掌握」

イエメン暫定政権軍の報道官は10月5日に、親イラン武装組織フーシ派が攻勢を強めていた紅海の海運の要衝バベルマンデブ海峡の「支配権を握った」と発表しました。フーシ派が占拠する首都サヌアへの「戦略的攻撃」を開始したとも宣言。暫定政権はサウジアラビアの支援を得て、対フーシ派軍事作戦を本格化させております。

 

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