IEAの世界石油需要見通し
↓クリックすると拡大します↓
国際エネルギー機関(IEA)は、1月18日に公表した月報で、2023年世界石油需要を前年比日量190万バレル増の日量1億0170万バレルと予測。過去最高となる見通しを示しました。中国で新型コロナウイルスを徹底的に封じ込める「ゼロコロナ」政策が事実上終了したことで、石油需要が増えるとの見方が理由。
一方で、供給については、欧州連合(EU)や主要7ヶ国(G7)による価格上限を上回る原油の禁輸などの制裁措置で、ロシア産の供給が減少する可能性があると指摘しております。
IEAは、「ロシアの供給は制裁の全面的な影響で鈍化する。中国は経済再開の形とスピードが依然不透明なものの、世界の需要の伸びの半分近くをけん引する」と指摘。2022年中国石油需要は前年比日量39万バレル減の日量1504万バレルと、1990年以降で初めてマイナスとなったものの、2023年は日量1589万バレルと予測。年後半に向けて需要が回復して行くとしております。
※豊トラスティ証券株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。銘柄の選択、売買価格など投資にかかる最終決定は弊社の重要事項説明書を十分にお読み頂き、投資家自身の判断でなさる様にお願い致します。本資料作成につきましては細心の注意を払っておりますが、その正確性については保証するものではなく、万一その内容に誤りがあった場合、その誤りに基づく障害については当社は一切の責任を負いかねます。