国際エネルギー機関(IEA)は9月14日に公表した月報で、景気減速が深刻化する中で世界の石油需要の伸びが今年第4四半期に鈍化するものの、2023年には力強く回復するとの見方を示しました。

IEAは「世界石油需要は、中国や経済協力開発機構(OECD)諸国の景気減速により圧迫されている」とし、今年の需要の伸びを前月から日量11万バレル引き下げて、前年比日量200万バレル増と予測。2023年は前年比日量210万バレル増で据え置いております。

なお、石油輸出国機構(OPEC)は9月13日に発表した月報でと、2022年世界石油需要を前年比日量310万バレル増、2023年は前年比日量270万バレル増とし、それぞれ前月の見通しで据え置いております。インフレ高進などの逆風にもかかわらず、主要国経済が予想より堅調なことを背景に、石油需要が力強く増加するとの見方を維持しております。

 

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