OPECプラス参加国の原油生産量
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◆「OPECプラス」の産油量
石油輸出国機構(OPEC)によると、OPEC加盟国と非加盟の産油国で構成する「OPECプラス」全体の昨年12月原油生産量は前月比日量23.8万バレル減少の日量4283.1万バレルと、減少に転じました。カザフスタンの減少が要因。
そのうち、OPEC加盟国は前月比日量10.5万バレル増加の日量2856.4万バレルと、9ヶ月連続で増加。OPECの盟主であるサウジアラビアは前月比日量2.7万バレル増の日量1007.8万バレルと、9ヶ月連続で増加。2023年4月(日量1049.6万バレル)以来の水準を回復しております。
OPEC非加盟国は前月比日量34.3万バレル減の日量1426.7万バレルと、減少に転じております。ロシアは前月比日量7.3バレル減の日量930.4万バレルと、9ヶ月ぶりに減少に転じました。また、カザフスタンは日量152.2万バレルと、前月比日量23.7万バレル減少。ただ、「OPECプラス」で設定しているカザフスタンの生産枠(日量147.3万バレル)は引き続き大幅に上回っております。
◆IEA
国際エネルギー機関(IEA)は1月22日に公表した月報で、2026年の世界石油需要を日量1億0498万バレルとし、前月見通しから日量20万バレル引き上げた一方、世界石油供給を日量1億870万バレルとし、前月見通しから日量10万バレル引き上げ、日量369万バレルの供給過剰になると予測しました。昨年12月時点の見通し(日量384万バレルの供給過剰)からやや幅が縮小したものの、依然として2025年(日量230万バレル)を大幅に上回る供給過剰になる見通しとなっております。
IEAは、「現時点では、供給過剰の需給バランスが市場参加者に幾分安心感を与え、価格を抑制している」としております。ベネズエラについては、「同国の石油供給に及ぼす長期的な影響を評価するには時期尚早で、現時点では予測をほぼ変更していない」としたものの、トランプ米大統領がベネズエラの石油を米国に引き渡すとしていることを踏まえ、「短期的にはベネズエラ産の原油が自由市場に流入する」と指摘しております。
◆EIA
米エネルギー情報局(EIA)は1月13日に公表した短期エネルギー見通し(STEO)で、2026年世界原油生産量は前年比日量137万バレル増の日量1億0765万バレルと予測。前月見通し(日量1億0743万バレル)から日量22万バレル引き上げております。上方修正は7ヶ月連続。
世界石油消費量は前年比日量113万バレル増の日量1億0482万バレルと予測。前月見通し(日量1億0517万バレル)から日量35万バレル引き下げております。日量283万バレルの供給過剰となる見込み。
初めて公表された2027年世界原油生産量は前年比日量53万バレル増の日量1億0818万バレルと予測。世界石油消費量は前年比日量127万バレル増の日量1億0609万バレルと予測しました。日量209万バレルの供給過剰となる見込み。
◆OPEC
石油輸出国機構(OPEC)は1月14日に公表した月報で、2026年世界石油需要は前年比日量日量138万バレル増の日量1億0652万バレルと予測。6ヶ月連続で前月見通しで据え置いております。初めて公表された2027年は前年比日量134万バレル増の日量1億0786万バレルを見込んでおります。
2026年の原油需給はほぼ均衡状態にあるとしております。供給面では、OPECプラスの自主減産縮小の動きや米国や南米地域など非OPECプラス加盟国の生産増を背景に供給過剰が懸念されているものの、米国など米州の需要増が牽引するほか、航空需要が堅調に推移するとしております。2027年はOECD(経済協力開発機構)に非加盟の国々での堅調な経済活動に支えられ、健全な伸びが予想されるとしました。
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