OPECプラスの原油生産量
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◆「OPECプラス」の産油量
石油輸出国機構(OPEC)によると、OPEC加盟国と非加盟の産油国で構成する「OPECプラス」全体の2月原油生産量は前月比日量44.6万バレル増加の日量4272.2万バレルと、3ヶ月ぶりに増加に転じました。
そのうち、OPEC加盟国は前月比日量16.4万バレル増加の日量2863.0万バレルと、増加に転じております。OPECの盟主であるサウジアラビアは前月比日量2.4万バレル増の日量1011.0万バレルと、11ヶ月連続で増加。
OPEC非加盟国は前月比日量28.2万バレル増加の日量1409.2万バレルと、3ヶ月ぶりに増加。ロシアは前月比日量5.6バレル減の日量918.4万バレルと、3ヶ月連続で減少。また、カザフスタンは日量148.9万バレルと、前月比日量29.4万バレル増加しております(「OPECプラス」で設定しているカザフスタンの生産枠は日量147.3万バレル)。
◆IEA
国際エネルギー機関(IEA)は3月12日に公表した月報で、米国とイスラエルによるイランへの攻撃後に中東湾岸国の原油生産量が日量1000万バレル減少したとの見方を示した。海上輸送の大動脈であるホルムズ海峡の事実上の封鎖やイランの攻撃で減産が相次いでいることが要因。IEAは、「輸送が速やかに再開されない限り、供給の落ち込みはさらに拡大する」と警戒感を示した。
3月の世界原油供給量は日量800万バレル減るとの見通し。ロシアやカザフスタン、石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」に参加しない国々の増産で一部は相殺されるものの、3月の供給量は9880万バレルと2022年1-3月以来の低水準になる見込み。2026年通年の世界原油供給量は日量1億0720万バレルと2月時点の見通しから日量140万バレル引き下げた。
◆EIA
米エネルギー情報局(EIA)は3月10日に公表した短期エネルギー見通し(STEO)で、2026年世界原油生産量は前年比日量73万バレル増の日量1億0704万バレルと予測。前月見通し(日量1億0785万バレル)から日量81万バレル引き下げております。下方修正は9ヶ月ぶり。
世界石油消費量は前年比日量123万バレル増の日量1億0517万バレルと予測。前月見通し(日量1億0479万バレル)から日量38万バレル引き上げております。日量187万バレルの供給過剰となる見込み。
2027年世界原油生産量は前年比日量257万バレル増の日量1億0961万バレルと予測。前月見通し(日量1億0875万バレル)から日量86万バレル引き上げております。
世界石油消費量は前年比日量144万バレル増の日量1億0661万バレルと予測。前月見通し(日量1億0607万バレル)から日量54万バレル引き上げております。日量300万バレルの供給過剰となる見込み。
中国の需要については、2026年は前年比日量22万バレル増の日量1682万バレル(前月見通しは日量1681万バレル)、2027年は前年比日量22万バレル増の日量1704万バレル(前月見通しは日量1701万バレル)と予測しております。
◆OPEC
石油輸出国機構(OPEC)は3月11日に公表した月報で、2026年世界石油需要は前年比日量日量138万バレル増の日量1億0653万バレル、2027年は前年比日量134万バレル増の日量1億0787万バレルと予測しております。
中国の需要については、2026年は前年比日量20万バレル増の日量1708万バレル、2027年は前年比日量20万バレル増の日量1728万バレルと予測。
なお、OPECは「進行中の地政学的な動きは注意深い監視が必要だが、成長見通しへの影響があるとしても、判断するには時期尚早だ」との見解を示しております。
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