OPECプラス参加国の原油生産量

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◆「OPECプラス」の産油量

石油輸出国機構(OPEC)によると、OPEC加盟国と非加盟の産油国で構成する「OPECプラス」全体の7月原油生産量は前月比日量33.5万バレル増加の日量4194.0万バレルと、4ヶ月連続で増加しております。

そのうち、OPEC加盟国は前月比日量26.2万バレル増加の日量2754.3万バレルと、4ヶ月連続で増加となっております。OPECの盟主であるサウジアラビアは前月比日量17.0万バレル増の日量952.6万バレルと、4ヶ月連続で増加。2023年6月(日量998.8万バレル)以来の水準を回復しております。

OPEC非加盟国は前月比日量7.3万バレル増の日量1439.7万バレルと、2ヶ月連続で増加。ロシアは日量912.0万バレルと、前月比日量9.8万バレル増加。また、カザフスタンは日量182.7万バレルと、前月比日量3.6万バレル減少したものの、「OPECプラス」で設定しているカザフスタンの生産枠(日量147.3万バレル)を引き続き大幅に上回っております。

なお、「OPECプラス」で自主減産を実施しているサウジアラビア、ロシア、イラクなど有志8ヶ国の7月増産量は日量30.8万バレルで、生産目標の日量41.1万バレルを下回っております。

◆IEA

国際エネルギー機関(IEA)は8月13日に公表した月報で、2025年と2026年の世界石油供給が従来見通しを上回るペースで増加するとの見通しを示しました。「OPECプラス」が一段と生産を増やし、その他の産油国からの供給も拡大していることが背景。

2025年の世界石油供給は日量250万バレル増と、前月見通し(日量210万バレル増)から上方修正。一方、世界石油需要は日量68万バレル増と、前月見通し(日量70万バレル増)から引き下げております。

IEAは「最新のデータで主要経済国における需要の低迷が示されている上、消費者信頼感も依然低いため、急激な回復は見込めない」と分析。また、「石油市場の需給は(供給過剰が)さらに膨らんでいるように見える」としました。IEAは他の予測機関よりも再生可能エネルギーへの移行が速く進むと見込んでおり、需要予想は業界で特に少ない水準となっております。

◆EIA

米エネルギー情報局(EIA)は8月12日に公表した短期エネルギー見通し(STEO)で、2025年世界原油生産量は前年比日量228万バレル増の日量1億0536万バレルと予測。前月見通し(日量1億0461万バレル)から日量75万バレル引き上げております。上方修正は4ヶ月連続。一方で、世界石油消費量は前年比日量98万バレル増の日量1億0372万バレルと予測。前月見通し(日量1億0354万バレル)から日量18万バレル引き上げております。日量164万バレルの供給過剰となる見込み。

2026年世界原油生産量は前年比日量99万バレル増の日量1億0635万バレルと予測。前月見通し(日量1億0572万バレル)から日量63万バレル引き上げております。世界石油消費量は前年比日量119万バレル増の日量1億0491万バレルと予測。前月見通し(日量1億0459万バレル)から日量32万バレル上方修正。日量144万バレルの供給過剰となる見込み。

中国の需要については、2025年は前年比日量24万バレル増の日量1655万バレル(前月見通しは日量1650万バレル)、2026年は前年比日量25万バレル増の日量1680万バレル(前月見通しは日量1673万バレル)と予測しております。

◆OPEC

石油輸出国機構(OPEC)は8月12日に公表した月報で、2025年世界石油需要は前年比日量130万バレル増の日量1億0514万バレルとし、前月見通し(日量1億0513万バレル)から日量1万バレル上方修正しております。

2026年は前年比日量138万バレル増の日量1億0652万バレルと、前月見通し(日量1億0642万バレル)から日量10万バレル上方修正。一方で、OPEC非加盟国の石油供給は前年比日量約63万バレル増とし、前月見通し(前年比日量73万バレル増)から引き下げ、市場がより引き締まるとの見通しを示しました。

中国の需要については、2025年は前年比日量20万バレル増の日量1685万バレルと、前月見通し(日量1686万バレル)から日量1万バレル下方修正。2026年は前年比日量20万バレル増の日量1705万バレルと、前月見通し(日量1708万バレル)から日量3万バレル引き下げております。

OPECは、米国を中心とした貿易摩擦や広範な地政学的リスクに関する不確実性は残るものの、2025年後半序盤の経済データから世界経済の底堅さが確認される」と指摘。2025年世界成長率見通しを3.0%(前月は2.9%)に引き下げております。

 

 

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