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◆IEA

国際エネルギー機関(IEA)は2月15日に公表した月報で、2024年世界石油需要量は前年比日量122万バレルと、昨年の約半分となる見通しを示しました。中国の需要が急激に鈍化していることが一因。前月見通しは前年比日量124万バレルでした。

IEAは「パンデミック後の世界的な石油需要の拡大局面は、ほぼ終了した」と指摘。世界のマクロ経済環境が厳しさを増していることも今年の需要の伸びを圧迫する可能性が高いとしております。

2024年世界石油供給見通しは前年比日量170万バレル増の日量1億0380万バレルと、前月見通しから日量20万バレル上方修正。

◆EIA

米エネルギー情報局(EIA)は2月6日に公表した短期エネルギー見通し(STEO)で、2024年世界原油生産量は前年比日量55万バレル増の日量1億0230万バレルと予測。前月見通し(日量1億0234万バレル)から日量4万バレル引き下げております。世界石油消費量は前年比日量142万バレル増の日量1億0242万バレルと予測。前月見通し(日量1億0246万バレル)から日量4万バレル引き下げております。日量12万バレルの供給不足になる見込み。

2025年世界原油生産量は前年比日量187万バレル増の日量1億0417万バレルと予測。前月見通し(日量1億0395万バレル)から日量22万バレル引き上げております。世界石油消費量は前年比日量129万バレル増の日量1億0371万バレルと予測。前月見通し(日量1億0367万バレル)から日量4万バレル引き上げております。日量46万バレルの供給過剰になる見込み。

◆OPEC

石油輸出国機構(OPEC)は2月13日に発表した月報で、2024年世界石油需要は前年比日量224万バレル増の日量1億0440万バレルと予測。前月見通し(日量1億0436万バレル)から、やや上方修正されました。

2025年は前年比日量185万バレル増の日量1億0621万バレルと予測。前月見通し(日量1億0625万バレル)から、やや上方修正されたものの、前年比では2024年の需要が上方修正されたため、前月と変わらず。

OPECは、「前向きな成長トレンドは2024年上半期まで続くと予想。2024年と2025年の世界成長率見通しを0.1%引き上げております。なお、OPECのガイス事務局長は、ロイター通信とのインタビューで、2024年まで旺盛な需要が続くと確信していると述べております。

 

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