OECD加盟国の原油在庫

↓クリックすると拡大します↓

 

国際エネルギー機関(IEA)は10月13日に発表した月報で、石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成する「OPECプラス」が決めた11月からの大幅減産は「世界中でエネルギー安全保障のリスクを高める」との認識を示しました。

2022年世界石油需要は前年比日量190万バレル増、2023年は前年比日量170万バレル増と予測。前月見通し(2022年は日量6万バレル増、2023年は日量47万バレル増)から、それぞれ下方修正しております。

また、「OPECプラス」の多くの参加国は以前から生産目標を下回っていたため、実際の減産幅は日量約100万バレルと決定した日量200万バレルを下回ると予想しました。

 

EIAの世界石油需要見通し

↓クリックすると拡大します↓

 

米エネルギー情報局(EIA)は10月12日に発表した月報で、2023年世界石油需要の増加幅を前年比日量148万バレル増と、前月見通し(日量197万バレル増)から日量49万バレル引き下げました。なお、2022年は前年比日量212万バレル増と、前月見通し(日量210万バレル増)から日量2万バレル引き上げております。

 

OPECの世界石油需要見通し

↓クリックすると拡大します↓

 

石油輸出国機構(OPEC)も同日に発表した月報で、2023年世界石油需要の増加見通しを前年比日量234万バレル増と、前月(日量270万バレル増)から日量36万バレル引き下げております。2022年も前年比日量264万バレル増と、前月(日量310万バレル増)から日量46万バレル下方修正しました。

OPECは、「インフレ高進、主要中央銀行による金融引き締め策、多くの地域で公的債務が高水準にあることや、供給不足問題が続く中、世界経済は不確実性が高く、困難が増している時期に入っている」と説明しております。

 

※豊トラスティ証券株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。銘柄の選択、売買価格など投資にかかる最終決定は弊社の重要事項説明書を十分にお読み頂き、投資家自身の判断でなさる様にお願い致します。本資料作成につきましては細心の注意を払っておりますが、その正確性については保証するものではなく、万一その内容に誤りがあった場合、その誤りに基づく障害については当社は一切の責任を負いかねます。