OPECプラスの原油生産量
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国際エネルギー機関(IEA)は6月17日に公表した月報で、2026年世界石油供給量は前年比日量390万バレル減の1億0240万バレルと予測。米国とイランが戦闘終結に向けた覚書で合意したことを受けて、輸出が徐々に再開されて供給が回復するとしております。
ただ、ホルムズ海峡にはイランが設置した機雷が撤去され、海峡の管理が明確になり通航料を巡る問題が解決するまでは、タンカーはイラン衝突前の航路を避ける可能性があると指摘。「湾岸産油国の生産量が完全に回復するまでは少なくとも数ヶ月以上掛かる」との見方を示しました。
2027年世界石油供給量は前年比800万バレル増の1億1030万バレルと予測。石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」で自主減産を実施しているサウジアラビア、ロシア、イラクなど有志7ヶ国が、4月以降生産枠を引き上げていることや、OPECを脱退したアラブ首長国連邦(UAE)の増産が寄与する見通しです。
2026年世界石油需要量は前年比110万バレル減の日量1億0330万バレルと予測。前月見通し(前年比日量42万バレル減)から下方修正。供給制約や価格高騰で需要が減退しており、7-9月まで「顕著な弱さ」が続く見込み。
2027年世界石油需要量は前年比200万バレル増の日量1億0530万バレルと予測。各国が危機に対応してエネルギー戦略や政策を見直す中で、枯渇した在庫を補充したり、新たな戦略備蓄を構築したりする機会となるとの見解を示しました。
需給バランスは2026年は日量90万バレル程度の供給不足となるものの、2027年には日量500万バレルの供給超過に転じる見通しです。
◆「OPECプラス」の産油量
石油輸出国機構(OPEC)が6月11日に公表した月報によると、OPEC加盟国と非加盟の産油国で構成する「OPECプラス」22ヶ国(UAEを含む)の5月原油生産量は前月比日量18.5万バレル減少の日量3313.2万バレルと、3ヶ月連続で減少となりました。
そのうち、OPEC加盟国12ヶ国(UAEを含む)は前月比日量17.6万バレル減少の日量1882.9万バレルと、3ヶ月連続で減少。増加した国は7ヶ国。減少した国は3ヶ国でした。
国別では、OPECの盟主であるサウジアラビアは前月比日量15.7万バレル増の日量691.2万バレルと、3ヶ月ぶりに増加に転じました。イラクは前月比日量7.5万バレル増、クウエートは前月比日量1.7万バレル増と、同じく3ヶ月ぶりに増加。一方、イランは前月比日量54.5万バレル減と、3ヶ月連続で減少しております。なお、ベネズエラは前月比日量3.6万バレル増と、4ヶ月連続で増加。
OPEC非加盟国10ヶ国は前月比日量0.9万バレル減少の日量1430.2万バレルと、減少に転じました。増加した国は4ヶ国。減少した国は4ヶ国。2ヶ国は変わらずでした。
国別では、ロシアは前月比日量1.0万バレル減の日量900.9万バレルと、6ヶ月連続で減少。カザフスタンは前月比日量0.6万バレル減少の日量187.2万バレルと、4ヶ月ぶりに減少に転じました。ただ、「OPECプラス」で設定しているカザフスタンの生産枠(日量147.3万バレル)を引き続き大幅に上回っております。
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