IMFの経済見通し

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国際通貨基金(IMF)は1月31日に、最新の世界経済見通しを公表。2023年の世界成長率を2.9%と、昨年10月時点の見通しから0.2ポイント引き上げております。上方修正は1年ぶり。中国の「ゼロコロナ」政策転換による経済活動の完全な再開や、多くの国で予想よりも景気が堅調に推移していることが理由。一方、2024年は3.1%とし、0.1ポイント引き下げております。

 

IMFの経済見通し(国別)

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国・地域別では、米国は2023年を1.4%と、底堅い国内需要を踏まえ、0.4ポイント上方修正。ユーロ圏は0.2ポイント引き上げて0.7%と予測しました。一方、英国はマイナス0.6%と予測。金融引き締めとエネルギー価格の高騰を受けて、マイナス成長を見込んでおります。

中国は2023年を5.2%と、0.8ポイント引き上げております。新型コロナウイルスを徹底的に封じ込める「ゼロコロナ」政策の撤回で、人の移動が急速に回復するとしております。2024年は4.5%と予測。

日本は、昨年末に成立した2022年度第2次補正予算など財政出動拡大により、2023年を1.8%と、0.2ポイント引き上げております。ただ、2024年は政策効果が剥落し0.9%にとどまる見通し。

 

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