国際通貨基金(IMF)のゲオルギエワ専務理事は4月2日に、ワシントン市内のイベントで、IMFの融資能力拡大の一環として、保有金売却が「議題に上がっている」と述べました。
ゲオルギエワ氏は、「多くの加盟国」は保有金の一部売却を主張しているものの、「一部加盟国」が慎重な姿勢だとしております。また、議論を公にするほど煮詰まっておらず、「保有金売却は予期せぬ緊急時の最終手段だ」と説明。金売却は「1つの可能性」との見方を示しました。IMFの保有金は現在約2814トン。
なお、前回の金売却はリーマン・ショック後の2009年から2010年にかけて行われ、「貧困削減・成長トラスト(PRGT)」を通じて低所得国向け融資に活用されました。
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