世界の外貨準備に占める米ドルの割合(年別)

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米金融大手JPモルガン・チェースのストラテジストは6月5日に、世界的にドル離れの兆しが表れていると指摘しました。米国の金利上昇や、ロシアの銀行を金融システムから締め出す制裁措置が、ブラジル・ロシア・インド・中国・南アフリカで構成する新興5ヶ国(BRICs)のドル離反を招いていることが背景。

JPモルガン・チェースは、取引通貨量に占めるドルの全体的な割合は88%と過去最高水準にはあるものの、「水面下で二極化」していると指摘。ユーロの割合は過去10年間に8ポイント低下し、31%と過去最低水準になった一方、中国人民元は7%と過去最高まで上昇したとしております。ただ、JPモルガンは人民元の国際化進展は限定的であり、中国政府による資本規制がある以上、大きく変化することはないとの見方を示しております。

 

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