NY原油
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昨晩のNY原油(中心限月)は前営業日比2.87ドル安の70.34ドルで終了となり、続落。米国とイランの戦闘終結に向けた協議が進展するとの見方から供給不安が後退する中で売り進められて、イラン戦争直前の2月27日以来、約4ヶ月ぶり安値で終了。一時69.63ドルまで下げる場面も見られております。
なお、米エネルギー省(EIA)のライト長官は24日に、過去24時間に、イラン戦争開戦前とほぼ同水準の2000万バレル相当の原油がホルムズ海峡から輸送されたと述べております。また、英LSEGによると、ホルムズ海峡を通る原油や石油製品を運ぶタンカーは、米国とイランが戦闘終結の覚書に署名してからの1週間で98隻が通過し、2月末の衝突後で最多となった模様。
◆オマーン、ホルムズ海峡に「臨時回廊」設置
オマーン政府は6月23日に、ペルシャ湾内に足止めされている多数の船舶の脱出支援のため、国際海事機関(IMO)と連携して原油輸送の要衝ホルムズ海峡に「臨時海上回廊」を設けると発表しました。IMOが開示したオマーン当局の資料によると、従来の航路は安全でない恐れがあるとして、その北側と南側にそれぞれ航路を設置。船舶はIMOが調整した関係者から通航日程について個別に連絡を受ける。通航料は徴収されない模様。
なお、イランのメディアによると、精鋭軍事組織「革命防衛隊」は25日に、ホルムズ海峡での船舶通航について、「革命防衛隊海軍との調整が義務付けられている」とする声明を発表。「臨時回廊」の設置に反発した形だ。革命防衛隊は声明で、同回廊の設置はイランへの事前通知がなかったと批判。「イランが認めた航路以外での通過は危険で禁じられている」と主張し、違反すれば対抗措置を講じると牽制しております。
◆IMO事務局長、全船員のペルシャ湾脱出に「数週間」
国際海事機関(IMO)のドミンゲス事務局長は6月24日にAFP通信とのインタビューで、ペルシャ湾で足止めされている船舶の全船員の域外脱出について、「退避完了までに数週間を要するだろう」と述べました。
◆米国とイラン、来週初めに実務者協議開催の見通し
中東歴訪中のルビオ米国務長官は6月24日に訪問先のクウェートで、米国とイランの戦闘終結の覚書に基づく実務者協議が来週初めにもスイスで開かれるとの見通しを示しました。イランの核問題や制裁の扱いなどについて分野ごとに設置された作業部会で議論するとみられております。
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