NY原油
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昨晩のNY原油(中心限月)は前営業日比3.22ドル安の89.38ドルで終了。中東産原油の供給が回復しているとの見方が拡がり、反落となりました。
調査会社ケプラーのデータによると、9月28日時点でペルシャ湾岸諸国の9月原油輸出量は日量1280万バレルに達し、2月末の米イラン軍事衝突以降で最高水準まで回復。また、ブルームバーグ通信が28日に、ドローン(無人機)攻撃を受けて一時稼働を停止していたサウジアラビアの「東西パイプライン」が復旧し、紅海に面する西部ヤンブー湾からの原油積み出しが再開されたと報じるなど、中東産原油を巡る過度な供給不安が後退。一時88.78ドルまで下げるなど、8月31日以来の90ドル割れで終了しております。
◆サウジアラビア、ヤンブー港で原油輸出再開
米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは9月28日に、サウジアラビア西部の拠点ヤンブー港で原油の輸出が再開したと報じました。同国の東西を結ぶパイプラインは、ドローン(無人機)攻撃を受け稼働を停止し、輸出も止まっていました。
調査会社ケプラーは28日付レポートで、同パイプラインの輸送量が今後数日間で日量300万-400万バレルに増加するとの見通しを示しました。ただ、完全回復には1ヶ月程度掛かる見通し。攻撃前は日量約550万バレルを輸送していました。数日前にタンカー1隻がヤンブー港から原油を積み出した模様。
◆ペルシャ湾岸7ヶ国の原油輸送量、日量1280万バレルまで回復
調査会社ケプラーは9月28日付レポートで、ペルシャ湾岸7ヶ国の9月原油輸送量が日量1280万バレルまで回復し、2月末の米国とイランの軍事衝突以来、最高水準に達したと報じました。サウジアラビアとアラブ首長国連邦(UAE)の輸出が大幅に増えたことが要因。ただ、日量1880万バレルだった衝突前の水準には依然届いていません。7ヶ国はサウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、イラク、オマーン、カタール、クウェート、イランで、サウジアラビア。
◆サウジアラビア関連タンカーの保険料、紅海で3倍に
ロイター通信によると、サウジアラビアの紅海沿岸の主要港から航行する石油タンカーの保険コストが、ここ数週間で3倍増となった模様。紅海の要衝バベルマンデブ海峡での親イラン武装組織フーシ派による船舶攻撃を受け、ロンドンの海上保険市場がこの海域を高リスク地域に指定したことが保険料上昇の要因。
◆トランプ米政権、戦略石油備蓄から4000万バレル放出へ
トランプ米政権は9月29日に、戦略石油備蓄(SPR)から4000万バレルを放出し、エネルギー企業に貸し出すことを提案しました。イランとの紛争拡大やロシアのウクライナ侵攻を背景とした燃料価格高騰を抑制するための措置。
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