NY原油
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先週末のNY原油(中心限月)は、前営業日比3.44ドル高の101.41ドルで終了。中東情勢に加えてウクライナでも戦闘が激化する中で買いが続き、7営業日続伸。一時101.90ドルまで上昇するなど、終値ベースでは9月18日以来の100ドル台を回復しております。
国際エネルギー機関(IEA)理事会は、3月に決定した石油備蓄4億バレルの協調放出について、2000万バレル余りの軽油など未着手分を速やかに市場に供給することで合意。また、トランプ米政権がロシアやイラン、ベネズエラなどの原油・石油製品を輸送してきた「影の船団」への制裁緩和を検討しているとの報を受けて、売られる場面も見られております。
ただ、サウジアラビアとイエメンの親イラン武装組織フーシ派の攻撃の応酬が激しさを増す中、ウクライナ軍がロシアの製油所への攻撃を再開するなど、ロシアとウクライナの戦闘も激化するとの懸念が拡大。エネルギー輸送の混乱が長引くとの見方から買い進められたようです。
詳細は不明ながら、トランプ米大統領は9日にロシアのプーチン大統領とディーゼル燃料を世界に供給することで合意したことを明らかにしていました。
目先は100ドルを維持できるかが焦点となりそうです。先週末にも書いたように、テクニカル的にMACDがゴールデン・クロスとなる中、ボリンジャー・バンドはバンドの拡大気配が出始めているだけに、中東やウクライナを巡るヘッド・ライン次第では、次の節目である105ドルを意識した動きになって行くことも想定されます。
◆イエメンのフーシ派、暫定政権大統領府を攻撃
イエメンの親イラン武装組織フーシ派は10月15日に、内戦で敵対するイエメン暫定政権が拠点を置く南部アデンの大統領府を攻撃した模様。大統領府への攻撃は、7月に内戦が再燃して以降初めて。暫定政権によると、政権トップのアリーミ大統領評議会議長や閣僚らは無事だったようです。
イリヤニ情報相はX(旧ツイッター)で、「フーシ派が無人機やロケット弾を撃ち込んだ」と主張し、「テロ攻撃だ」と非難しました。一方で、フーシ派は声明で暫定政権の後ろ盾サウジアラビアの「軍作戦本部と武器庫」を標的にしたと正当化ししております。
◆ホルムズ海峡で機雷と接触してタンカー爆発
イラン革命防衛隊は10月17日に、ホルムズ海峡を航行中の石油タンカーが機雷に接触して爆発、炎上したと明らかにしました。タンカーは200万バレル超の原油を積載しており、イラン当局の許可を受けていない航路を通って、ホルムズ海峡を違法に通過しようとしたとしております。
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