NY原油

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昨晩のNY原油(中心限月)は前営業日比1.76ドル高の62.39ドルで終了。終値ベースでは昨年10月10日以来、約3ヶ月半ぶりの高値を回復しております。

米国は歴史的な大寒波に襲われており、暖房用需要が高まる一方、原油生産に悪影響が出ているとの見方から、買い進められたようです。なお、ロイター通信は、週末にかけて米国内の生産量のうち最大で約15%となる日量200万バレルが減少するとの試算を出しております。

カザフスタンの供給不安に加えて、イラン情勢など「地政学リスク」も燻り続ける中、一時62.63ドルまで上昇する場面も見られております。トランプ発言を受けてドル安が進み、相対的にドル建て商品に割安感が出たことも好感された模様。

なお、既報通り、カザフスタン最大のテンギス油田は生産を再開したものの生産量は限定的で、ロイター通信によると、復旧のスピードが遅く、2月7日までに通常の生産量の半分にも満たない水準までしか回復しない見込み。また、輸出については不可抗力条項が発動中となっております。

目先は、米エネルギー情報局(EIA)の週報に注目が集まりそうです。市場予想では米原油在庫は前週比180万バレル増、ガソリン在庫は同100万バレル増、ディスティレート(留出油)は同60万バレル減となっておりますが、米国石油協会(API)が発表した原油在庫は同25万バレル減となっております。

テクニカル的にMACDが上昇基調にある中、200日平均線を上抜いただけに、このまま昨年6月23日の高値78.40ドルから同12月16日の安値54.98ドルの下げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の38.2%戻し水準63.93ドルを上抜くことが出来るか注目されます。

 

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