NY白金
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昨晩のNY白金(中心限月)は、前営業日比62.6ドル高の1938.1ドルで終了となり、5営業日続伸。既報通り、欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会が12月16日に、2035年にガソリン車など内燃機関車の新車販売を原則禁じる目標を撤回する案を公表。欧州で自動車向け触媒需要が増えるとの期待感が拡がる中、一時1962.0ドルまで上昇し、2008年7月16日(1985.0ドル)以来の高値を付ける場面も見られております。
白金業界団体「ワールド・プラチナム・インベストメント・カウンシル(WPIC)」は11月に公表した需給レポートで、2026年世界白金需給は0.6トンの供給過剰になると予測。自動車触媒需要は前年比3.5%減少すると見込んでおり、想定よりも需要が拡大するようですと、一転して4年連続で供給不足になる可能性があります。
現在取引中の時間外取引でも続伸しておりますが、テクニカル的に相対力指数(RSI)が77%まで上昇する中、買われ過ぎ感が強まっているように見えます。クリスマス休暇を控えていることもあり、目先は買い方の利喰い売りに押される可能性もありそうです。
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