NY金(中心限月、日足)

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昨晩のNY金(中心限月)は、前営業日比44.5ドル高の2991.3ドルで終了となり、3営業日続伸。一時3001.5ドルまで上昇し、史上初めて3000ドル台に乗せる場面も見られております。

ウクライナや中東を巡る「地政学リスク」が依然として燻っていることに加えて、トランプ米政権の関税政策や米政府効率化省(DOGE)による政府支出の大幅削減に伴う景気減速への懸念が強まっていることから、「安全資産」として金が選好されている様です。

3000ドル付近では目標達成感から買い方の利喰い売りが出易くなると見られておりますが、トランプ米大統領の朝令暮改の関税政策により、先行き不透明感が強まる中、投資家のリスクオフ姿勢が強まっており、引き続き安値は買い拾われそうです。中央銀行による金購入も引き続き相場を下支えると見られております。目先は、米連邦政府のつなぎ予算が、今回も土壇場で成立し、政府機関の一部閉鎖を回避出来るか注目されます。

なお、世界最大の金ETFである「SPDRゴールド・シェア」の金保有残高は前営業日比7.17トン増の905.81トンとなり、3営業日連続で増加。6営業日ぶりに900トン台を回復しております。また、世界第2位の金ETFである「iシェアーズ・ゴールド・トラスト」は同1.18トン増加の420.48トンとなっております。

 

 

SPDRゴールド・シェアの金保有残高

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