NY金
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昨晩のNY金(中心限月)は1716.0ドルで終了となり、終値ベースでは10月3日以来の1700ドル台を回復。レジスタンスとして意識されていた50日平均線、次いで節目の1700ドルを上抜いたことで、ストップ・ロスを巻き込んだ動きになった様です。一時1720.4ドルまで買い進められる場面も見られております。
中間選挙の結果、与党民主党が上下両院の優位を維持できずに「ねじれ議会」となれば、バイデン米政権が今後、財政拡張的な政策の軌道修正を余儀なくされ、国債発行が制限されるとの見方が拡がり、米長期金利が低下していることが好感された様です。
目先は11月10日に発表される10月米消費者物価指数(CPI)に注目が集まりそうです。ガソリン価格の上昇を受け、総合指数は伸びが加速すると見られている一方で、FRBが重視しているエネルギーと食料品を除いたコア指数は、前月から伸びが鈍化すると見られております。
現在取引中の時間外取引は軟調な値動きとなっておりますが、テクニカル的には100日平均線を上抜くことが出来るか注目されます。
金標準
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金標準(期先)は7981円で終了となり、終値ベースでは10月24日以来の7900円台を回復。7990円まで買い進められる場面も見られております。4月20日を起点としたダウン・トレンドを上抜いただけに、明日は6月13日以来の8000円台に乗せることが出来るか注目されます。
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