OPEC加盟国の原油生産量

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石油輸出国機構(OPEC)が5月11日に発表した月報によると、4月のOPEC加盟国の産油量は前月比日量19.1万バレル減の日量2860.3万バレルと、2ヶ月連続で減少となりました。国別では、サウジアラビアは前月比日量9.5万バレル増加した一方、イラクは同日量20.3万バレル減少、ナイジェリアも同日量17.0万バレル減少となっております。

なお、OPECは、2023年世界石油需要は前年比日量233万バレル増加すると予測。4月見通し(日量232万バレル増)とほぼ同水準となりました。

OPECは、「中国の経済活動が予想より好調だったため、小幅に上向き修正した。他地域では、石油需要を圧迫しそうな経済的な課題のため、わずかな減少が見込まれる」と説明しております。なお、中国の需要見通しは前年比日量80万バレル増と、3月見通し(日量76万バレル増)から上方修正しております。

なお、OPEC加盟国と、ロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」は6月4日に対面で会合を開き、政策方針を協議する予定。

 

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